鼻マスク

 

鼻マスク(CPAP:持続陽圧呼吸療法)」でいびきや睡眠時無呼吸症候群を治療する方法もあります。鼻に頭部固定のゴム製のマスクをつけて、ポータブルのコンプレッサー(圧縮機)を使って圧力を加えた空気を持続的に、人工呼吸器のように鼻から気道に向かって送り込んでいきます。このようにすると、舌が沈んで気道をふさがないようにする事が可能です。その結果無呼吸を取り除く事が出来、熟睡できるようになります。

鼻マスクは夜、睡眠中のみ使用しますが、その効果は使用した翌朝に実感できる人もいます。この方法は重度までの睡眠時無呼吸症候群の治療に有効です。高度肥満の方にはこの治療法しかありません。効果はかなり期待でき、家庭でも簡単に使用できるのですが、もちろん弊害もあります。鼻マスクをして寝ていると、寝苦しかったり、空気の漏れによる不快感があったりします。
また、マスクには加湿機能がついているものもありますが、そうでないものを使うとのどが乾燥し、痛くなる事があります。マスクにより皮膚がかぶれる人もいます。

鼻マスクは持ち運びが出来ますが、いつでもどこでも使えるというものでもありません。重量は一キロあり、持ち運ぶにはホースがついていたりとコンパクトとはいえませんし、電源が無いところでは使えません。マスクの手入れも欠かせません。

そして、鼻マスクによる治療は保険適用外なので、治療費がかなりかかることを念頭に置いておかなければなりません。ただ、無呼吸症候群が中度から重度と診断され、月に一度の受診が可能な場合には、保険が適用されます。鼻マスクは、鼻に疾患がある人には使用できないので、その場合は手術など別な方法を考えなければなりません。


 

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